きりとるぶろぐ

5歳の息子を育てる30代のワーママです。日々の生活について綴ります。

「資本主義の終焉と歴史の危機」 を読む


資本主義の終焉と歴史の危機 (集英社新書)

資本主義の終焉と歴史の危機 (集英社新書)




資本主義の終焉と歴史の危機 /水野和夫

手に取った時は「なんていかつい題名」「難しそうやなぁ」と思ったのですが、読んでみると実に読みやすい。
藻谷浩介さんの デフレの正体 を読んだことのある人なら、更に楽しめる内容ではないでしょうか。


デフレの正体  経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)

デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)




資本主義について、このまま進んでいいのか?
と、問いを投げかける作者。
以下、読み終わった感想です。
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私(20代女)と私の母(50代)では、物に対する考え方や幸せの定義が違うな…と感じることが多々あります。

例えば私の母の場合。
広いマイホームを持ち、高級車に乗ってブランド物のカバンを持ち、海外旅行に出かけること。
つまり、多くの物を手に入れる(=消費すること)が幸せという考えが根底にあります。
一方、私はというと、消費=幸せと考える母に少し違和感を感じます。
なんかちょっと違うな…という感情。

母の考え方は、成長を前提とした資本主義の上に成り立ってます。
でも、私は成長を重視する考え方はちょっと違うなぁと感じています。
それは、私だけでなく、若い世代に広がりつつあるのではないでしょうか。
ミニマリスト」が流行ったり、「持たない暮らし」、「ていねいな暮らし」などが注目されています。
その流れも、成長重視に反抗する考なのかも…。

筆者である水野さんは、「成長を信仰する資本主義を終わらせるべき」であると説く一方で、次の新しい考え方となる答えはまだ出ていない、と言います。


でもキーワードは提示されています。
「よりゆっくり、より近くに、より曖昧に」

せかせかと生き急がなくても、ゆっくりと丁寧に暮らしを楽しめばいい
ということだと私は受け取りました。
物を持たなくてもいいじゃない、もっと他のことに豊かさを感じてもいいんだよと、自分に言い聞かせ、これからの生活を考えていきたいです。

そう思わせる良書です。ぜひ一度お試しを。